異形鉄筋の公称断面積の値

RC造やSRC造の建築物に関して
構造計算する場合には、

必ずでてくるものが、

「鉄筋の断面積」

コレになるかと思います。。。 

基本中の基本  といいますか、
ソレがなきゃ構造的に成立しないですね。。。 

今回は、それに関連した
チョッと、
再認識しておこうかと思った事のメモ記事です。 


近年で、

構造設計上でよく用いる鉄筋断面積といえば、、
異形鉄筋の公称断面積と思います。


RC規準を参照すると
断面積の一覧表が載っていますが、

2010年版のRC規準で
付表11.5を見ても1本分の断面積、周長しか記載されていません。。。
(旧版では10本分までの表になっていたのに…  )


・・・と思ったら、

RC配筋指針(2010)の方では、
 付録B1.鉄筋の断面積・周長および定尺表

ココで、記載されていました。 


タダ、、、

これらの表での
1本あたりに対する断面積を本数分で乗じる
実は、
ツジツマの合わない現象が発生する懸念があります。

ソレが、
何かと申しますと、

RC配筋指針(2010)
 付録B2.JIS G 3112 鉄筋コンクリート用棒鋼-2010
  7.2.2 表4

コチラに定義されている
公称断面積の値を見ると
ご理解頂けるトコロだと思います。 


一つの例としてみると、

JISで規定している
D13の公称断面積は、
 1.267 cm2/本 (=126.7 mm2/本)

これに対する
RC規準(2010)や
RC配筋指針(2010)付録B1で記載
されている値が

 127 mm^2/本

このように
四捨五入されているので、
実際には誤差
があります。。。

コレが、
10-D13で比較すると、

 JIS  … 126.7x10=1267 mm2/本
 RC規準表… 127x10=
1270 mm2/本

本数が増えるほどに誤差が開いてゆきます。。。 
  旧版のRC規準にある一覧表では、
   10本分の誤差は生じていなかったハズです。


JISでの値自体が
公称直径から決めているものですから、
曖昧なところもありますが、

一応、
規格値であり、

これをベースに考えると
RC規準の表では
多めに断面積を見てしまっているケースも
あり得る
という事です。。。  

マァ、
その程度で
変更になるような設計をする事自体が

ナンセンスな事ですから、、、

問題となるような話ではないと
思っていますけれども・・・


この業界の方なら
昔から知っているのでしょうけども  、、、ね 



〔参考書籍〕

 RC規準

  鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説〈2010〉
    


 RC配筋指針

  鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説〈2010〉
    





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RC造モデル化の耐震壁判定式


RC構造の構造解析をするにあたって、

解析モデルを仮定するために

ラーメン架構内にある
RC壁の開口サイズによって、

 ・耐震壁
 ・二次壁(袖壁、腰壁、垂壁)

このいずれかに判別します。 


この際に、

平成19年 国土交通省告示 第594号 第1 第三号イ

ここに基づいて判断します。

実務的には、
 ●建築物の構造関係技術基準解説書〈2015年版〉

         


この書籍の
「6.1 許容応力度計算の方法」解説(5)

ココを参考にしています。


マァ、
RC構造設計においては、
常識的なトコロなのです。。。 

タダ、
少し、要注意な点として、
解析モデル上の
耐震壁を判別するファクター


 開口周比 ro=√{ho・Lo/(h・L)}≦0.4 … (1)

コレのみであるトコロです。


この開口周比 ro を

 (2)耐震壁のせん断剛性低減率
     1=1-1.25・ro

 (3)耐震壁のせん断耐力低減率
     2=1-min{ro、Lo/L、ho/h}

ココでも使うわけですが、

あくまでも、
解析モデル化を行う際の
 耐震壁判別としては、

  法令上の(1)式

コレに基づくワケです。 


いつも、
設計で利用する
ユニオンシステムの
 「Super Build/SS3」

その中では、
剛性計算条件として、

<1>o=√{ho・Lo/(h・L)}≦0.4 … (1)と同じ
<2> max{o、Lo/L}≦0.4

このイズレかを選択できます。

耐震設計ルート1or2に関する
壁量算定上も考えると、

<2>を選択しておけば良いか・・・ 

昔、
そう思っていた時もあったのですが、

SS3解説書(計算編)で調べたときに
壁量の方では、
そちら側でも Lo/L≦0.4 を考慮してあったのでした。。。 

よって、
耐震壁の開口条件としては、
 <1>でも良かったのでした。


実際の設計上は、
ソレだけを元に判断するわけでもなく、

複数開口の扱い
開口の状況などによって判断を伴う訳です。

 例えば、
 排煙マド等で、
 水平方向に長い開口が耐震壁の内法スパンLoにあるのも
 オカシイ時もありますし、
 開口のプロポーションにも依ってくるケースもありますし、、、 


ただ、
ここでは
あくまでも、
原則論を忘れない様にメモ記事として
残しておく事としました。 

参考となりましたら、、、 



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RC造部材終局強度算定時の材料強度


RC構造の設計を行う場合には、
 部材の終局強度を算定するために
 使用材料等の材料強度を考慮します。 

その際に、

「2015年版 建築物の構造関係技術基準解説書」
  付録1-3.1
   2)鉄筋コンクリート造部材の終局強度の計算と材料等の強度

大抵は、
 ココを参考にしています。 


まず、
コンクリートの圧縮については、設計基準強度Fc)。


次に、
鉄筋については、基準強度)。

なお、JIS規格品にあっては、1.1Fとすることができる。
(平成12年 建設省告示 第2464号)

ここまでは、
結構前(2007年版以前)からも記述はあったと思いますが、

SD490に関しては、
 基準強度に対する実強度の上昇分が
 他の鉄筋に比べて小さいことから、
 基準強度を割増すことはできない
 (平成13国交告 第1024号)。」

この表記が、
2007年版では
(告示自体は、書かれていました)が、
 付録での解説までは、なかったと思います。 

ところが、
2015年版  になって
付録の方にも解説が追記 されていた。 

このSD490に関する考え方は、
 以前気付いていなかったので、
ココにも記述を設けて頂けたのは
 ワタクシにしてみると
 有難い改定だったかもしれません。 

マァ、
使用頻度の問題もありますが、

近年、
だんだん
高強度鉄筋の利用も考えてくる様には
なってきそうですし... 


せん断補強筋については、

告示にある上限の事と、
せん断余裕度確保のために
基準強度の割増しはしない


コノ運用は、
以前からのままでした。 


今回は、
 実務的な
 材料強度に関する運用の確認をした時の
 メモ記事でした。 



〔参考文献〕建築物の構造関係技術基準解説書〈2015年版〉

  






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